小説・作品– WORKS –

※掲載している作品は個人によって創作されたフィクションであり、実在の人物、団体、企業、国家等とはなんら関係がありません。また、一部の作品に暴力描写・残虐描写・性描写が含まれています。18歳未満の方や苦手な方は閲覧をお控えください。

長編小説 ― 完結 ―

はじめて識る世界は、なによりも美しかった――

「シディアスの騎士」――それは、光纏う剣を振るう世界の守護者。
クリスティーナ・レオンハルトは幼少の頃、シディアスの騎士に命を救われる。

それから数年後――17歳になり、念願のシディアスの騎士の見習いとなったクリス。
彼女はそのとき、任務で世界の最果てにいた。
地下に存在していた謎の研究所。クリスはその最深部で、ひとりの少年と出会う。

日本人の少年――名は真城惺。
しかし惺は、世界のすべてを“喪って”いた。

――それから約1年半後。
19歳になり、見習いから「正騎士」となったクリスは、荒野の地に降り立つ。
そこで彼女は、人生を左右する出来事と遭遇することになる。

やがて、20歳になったクリス。
彼女が世界を喪った少年と再会するとき、物語は動き出す――

「星術」と呼ばれる魔法的な特殊能力が存在する現代の地球。
架空の大陸「フォンエルディア」を舞台に繰り広げられる、女性騎士と少年の冒険譚。


※当作品には暴力描写・残虐描写・性描写が含まれています。18歳未満の方や苦手な方は閲覧をお控えください。

大長編小説 ― 完結 ―

いま、その翼を広げて

– Alive –

創樹院学園に通う学生、星峰凜。
凜のまわりには、妹の奈々、星峰家に居候中の真城悠、悠の双子の兄である真城惺がいた。学園には、クラスメイトの豊崎真奈海や川嶋光太が常に騒がしくしていて、凜は楽しい生活を送っている。
5月のある日。凜たちのクラスに謎の転校生がやってくる。

しかしその転校生の驚くべき行動に、凜たちは度肝を抜かれた。
その後、凜は好奇心旺盛な転校生と行動をともにし、新たな出会いを迎えることになる。

– Brave –

国際犯罪捜査組織ICIS(アイシス)の捜査官、セイラ・ファム・アルテイシア。
彼女の新たな赴任先となったのは、星蹟島と呼ばれる離島だった。

ある日、謎の猟奇事件が発生。セイラは上司である柊詩桜里とともに、事件の捜査に当たる。
その後の捜査の過程でセイラは、事件の裏に隠された陰謀を垣間見ることになる。


※当作品には暴力描写・残虐描写・性描写が含まれています。18歳未満の方や苦手な方は閲覧をお控えください。

長編小説 ― 完結 ―

心の声は聴こえない

 たぶんきっと、僕は「何者」にもなれない。 
 そんな僕に生きている意味はあるのだろうか。

 そんなふうに、以前からぼんやりと浮かんでは消えてきた疑問がいまこの瞬間、唐突に――明確な答えとなって僕の中で結ばれた。
 
「ないね。うん――ない」

二十代後半の「たーくん」はある日、唐突に自殺を決意した。
準備を整え、とある山中へ向かうたーくん。
しかし彼はそこで、ひとりの女性と出会う。

彼女の名前は「さっちゃん」。
中学生にも見えそうなほど小柄な女性。

 ――彼女はたぶん、僕と一緒だ。

たーくんの直感がそう告げる。
そしてたーくんとさっちゃんは、その場で肉体関係を結んだ。

その後たーくんは、さっちゃんが住む家に転がり込むことに。
そこにさっちゃんの親友である「ナオちゃん」が加わり、3人の奇妙な共同生活が始まる。



誰もが一度は考える禁忌――「自殺」という重いテーマを、軽妙な筆致で描く――


※当作品には性描写が含まれています。18歳未満の方や苦手な方は閲覧をお控えください。

長編小説 ― 完結 ―

光紡ぐ神の旋律
~ Melodies of Memories ~

 天野宮学園へ編入した綾瀬由衣。彼女は、イタリアからの帰国子女だった。 
 新生活に不安を覚える由衣だったが、クラスメイトの天宮哲郎をはじめ、すぐにクラスに受け入れられた。
 そんなある日、由衣は同学年の月城秀一と出会う。
 本人は知るよしもないが、秀一は由衣にとって憧れの存在。
 だが彼女の口から真っ先に出た言葉は、由衣自身ですら思いも寄らないものだった。 

 他人が絶対に知ることのない秘密を口にされて、言葉を失う秀一。
 このとき秀一は、由衣に興味を抱く。
 やがて秀一は、由衣にも大きな秘密――「心の闇」があるのではないかと見抜く。

 ――ふたりの視線が交差する、青春群像劇&ミステリー。

 第25回電撃大賞二次落選作品。

戯曲 ― 完結 ―

TEKESTA ― テケスタ ―

スパイチーム「テケスタ」。
ちょっと間抜けな3人組に、新たな任務が下される。

著名な財閥の令嬢を誘拐しろ――

数日後、真城邸に潜入したテケスタが出会ったのは、誰もが目を見張る可憐な女性だった。
彼女の名前は、真城小夜子。
若い男集団であるテケスタが、骨抜きにならないわけがなかった。

真城家の執事である西園寺啓介、人工知能ハルたちとの出会い。
さらにテケスタの兄貴分である暗殺者・東郷や藤枝の暗躍を見て、テケスタに葛藤が生まれる。

やがてテケスタは、小夜子誘拐の裏に隠された「真実」を知り、小夜子を「救う」ために動き出す――!