子供部屋が2階にあり、飲み物や食べ物を取りに行くにはいちいち1階まで降りないといけない。そんな子供部屋おじさん(おばさん)は多いかと思います。
しかもキッチンにある冷蔵庫は家族と共有だから、
「母ちゃん俺のアイス食べたでしょっ!?」
「食べたよ」
「べ、弁償だっ!」
「はぁ? あんた食費も家に入れずになに偉そうなこと言ってるのさ!」
「Σ( ̄ε ̄;|||・・・チーン」
などと、不毛な言い争いに発展しかねません(実体験済み)。
なので今日は、満を持して我が部屋に導入されたSHARPの冷蔵庫「SJ-GD14E」のレビュー記事となります。
これがあれば引きこもる準備は万端。
「SJ-GD14E」の概要
- ドアの開閉方向を付け替えられる「つけかえどっちもドア」採用の冷蔵庫(137L)。プラズマクラスターイオンで除菌されたきれいな冷気が庫内を循環する。
- 強化ガラスで傷がつきにくい高品位ガラスドアや、電子レンジを乗せて使える、耐熱100度のトップテーブルを採用。
- 明るく見やすいLED照明により、食品の色を自然のままに見せる。
幅:48cm
奥行:60cm
高さ:112.5cm
質量:36kg
内容積 : 137L
冷蔵室 : 91L<66L>
冷凍室 : 46L<30L>
※<>内は食品収納スペースの目安。
年間消費電力:300kwh
色はホワイトもあり。
公式ホームページはこちら。
「SJ-GD14E」のターゲット層
この製品はアパートとかでひとり暮らししている人向けなのかな。
冷蔵庫の上に電子レンジやオーブントースターを置けるって、まさにそんな設計だし。
とりあえず子供部屋おじさんを主要ターゲットにした製品ではなさそう。
当たり前だろ……
「SJ-GD14E」内部の写真を公開。
ドア側の下の段は2Lのペッドボトルが全部で3本置ける。
上の段のコメダ珈琲が置いてあるスペースは割と広いし、ちょっと背の高い飲み物でも置ける。レッドブル250ml缶はたしか置けたと思う。
写真じゃわかりづらいけど、缶チューハイが置いてある棚は奥行きがあって、15本くらいは余裕で置けるかな。
缶チューハイとサラダチキンが乗ってる棚は可動式で、高さを変えられます。
写真の状態だと、ゼロカロリーサイダーと強炭酸水1Lが置いてあるスペースにも2Lのペットボトルが置けます。
奥にLED照明がついているので、けっこう明るいです。夜中の暗い部屋でも視認性は抜群。
それから、缶チューハイが置いてある奥に「冷凍室温度つまみ」というつまみがあります。冷凍室に送る冷気の量を調節する機能らしいっす。
冷蔵室の冷えが弱い(夏場)場合はつまみを「通常」に、冷凍室の冷えが弱い(冬場)場合はつまみを「冬期」の位置にするといいらしいですが、まだワンシーズンしか使ってないので、これに関してはまだなんとも言えない(汗)。
冷凍庫はそんなに広くはないっす。
けど深さがあるから、それなりに物は置ける。
写真撮ったときにはちょうど切らしていたけど、この中がアイスで満たされているのを眺めるのはなかなかの幸福感に包まれる。
冷凍庫の上部にはこういった引き出しトレイが備わっていて、これがなかなか便利。
僕は写真のように、もっぱら氷を保管する場所に使ってます。
「SJ-GD14E」最大の特徴。扉の開き方を左右どちらにでも変更できる!
部屋の間取りやレイアウトによっては、ドアの右開きか左開きかは実は大きな要因です。そして多くの冷蔵庫は最初から決まっていて、変更することができません。
でも「SJ-GD14E」は、その問題を完全に解決しています。
写真のとおり、トップテーブルの両端にある金具を入れ替えれば、左右どちらでも、好きなほうからドアの開閉が可能。
だから、最初は右開きで置いていたけど、部屋の模様替えするなら左開きのほうが便利だ、なんて状況でも後から対応できる!
僕がこの冷蔵庫を選んだ理由はここにあります。
「SJ-GD14E」を選ぶ上で注意点ってある?
価格.comのレビューページでは、「キュルキュル音が24時間鳴っています」みたいな辛辣な意見があるぞ。
この冷蔵庫うるさいのか?
うーん……個人的にはまったく気にならないけど。
当たり前の話だけど、冷蔵庫っていうのは24時間休みなく稼働しているものなので、完全な無音ではないです。
そのレビュアーさんは運悪くそういう個体に当たったのか、それとも音に敏感な方なのかどっちかだと思う。
少なくとも僕はうるさいと感じたことはないです。
プラズマクラスターイオンで除菌されたきれいな冷気が庫内を循環する。
などという文言が強調されていますが、この機能が本当に効果的かどうかなんて、ふつうの人間にはわかりっこない。
この機能はオンオフ切り替え可能なんだけど、オンの状態だろうがオフの状態だろうが、冷蔵庫内の空気に違いは感じられない。
だいたい違いがあったところでそんなに意味がある? って話。
だから過信は禁物。
日本のメーカーのダメなところだよな。
外国人には理解しがたい固有名詞の謎機能つけちゃうの。日本製品がガラパゴス化しやすいのって、そういう特徴があるかららしいぞ。ずいぶん前にそんな記事を読んだ。
やっぱりサイズがでかい……かも。
僕の部屋って10畳以上あるから「SJ-GD14E」のサイズ感でもそんなに気にならないんだけど、6畳くらいの部屋だとそれなりに圧迫感があるかもしれないっす。
あと音に関しても、狭い部屋だとより気になるかもしれません、ってことだけ注記しておきます。
値段がちょいと高め。
記事執筆時点(2020年2月15日)での最安値は、Amazonの45,320円。
もっと小型の冷蔵庫なら1万円前後で販売されているのもあるから、値段だけを見ると不利。
結論。「SJ-GD14E」は充分におすすめできる!
冷凍室もあって、容量もそれなりに大きい。
ドアも付け替え可能で開き方は左右どちらにでもできる。
値段をそこまで気にしないなら、充分に納得できる機能性がある。
という理屈から、僕は「SJ-GD14E」をおすすめします。
「SJ-GD14E」の後継機である「SJ-GD14F」が、2019年12月に発売されたらしいです。
公式ホームページを見る限り、機能にそこまでの違いはないみたい。
「SJ-GD14F」の値段は最安値でも58,785円(2020年2月15日時点)のため、「SJ-GD14E」がよりお買い得になっています。