part①では、マザーボードやCPUを新しいものに交換するまでをだらだら書いていた。
今回のpart②では、新旧のスペックを各種ベンチマークで比較してみるぜ!
スペックの比較!
― OLD ― | ― NEW ― | |
---|---|---|
Intel Core i5-4690 3.50GHz 第4世代 Haswell コア数 : 4 スレッド数 : 4 | → | Intel Core i9-9900KF 3.60GHz 第9世代 Coffee Lake コア数 : 8 スレッド数 : 16 |
ASUS H97-PRO (LGA1150) | → | GIGABYTE Z390 AQRUS PRO (LGA1151) |
DDR3 8GB (4GB×2) | → | CFD DDR4 16GB (W4U3200PS-8G) |
ENERMAX ETD-T60-TB | → | DEEPCOOL GAMER STORM ASSASSIN III |
CPUのパワーアップ感がすごいよな。
コア数は2倍、スレッド数に至っては4倍にもなってる。
メモリのDDR3からDDR4っていうのも、2倍のデータ転送速度の違いがあるみたいだぜ。
ストレージベンチマークの比較!
うちのパソコン、ちょうどM.2 SSD、SSD、HDDの3種類が揃ってるんですよね。
だからそれぞれのベンチマークを測定し、比較してみました。
使用ソフトは「CrystalDiskMark Shizuku Edition」です。
WD Purple 3.5インチ HDD 8TB (Dドライブ)
まずは手始めにHDD。
データ保管用のDドライブとして使用中です。HDD自体は去年(2019年)に新調したもの。
……ぱっと見OLDのほうが速くね?
なんかね。
でも数値を見る限り誤差の範囲だし、HDDの限界値ってこんなところだと思う。
体感的にもまったく違いは感じられませんでした。
crucial 2.5インチ SSD 250GB (Eドライブ)
続いてはSSD。
M.2 SSDを導入するまではCドライブとして使っていたけど、現在では予備のEドライブとして、バックアッブファイルなどを置いてるだけ。
数値によってはOLDのほうが高かったりするけど……まあ、若干NEWのほうが有利かな? ってレベル。
OLDのマザーボード、ASUS H97-PROが発売された時期(2014年頃)は、SSDもだいぶ普及してたと記憶しています。
当時でもすでに技術は成熟してたから、そこまで数値の違いはないってことかな。
WD Black M.2 SSD 500GB (Cドライブ)
今回の本命、M.2 SSD。
数値を見れば一目瞭然!
Readの数値が最大4倍!? すげえな!
ASUS H97-PROにもM.2 SSDのソケットはあるんだけど、最大転送速度10Gbpsしか出ないんですよね。まだM.2 SSDが出始めたばかりだったから、これは仕方ないかと。
GIGABYTE Z390 AQRUS PROの場合、M.2 SSDの転送速度はほぼ理論値最大の32Gbps出るらしいです。実際それくらい出てるんで大満足!
体感的になにか違いはあるのか?
OLDのときは、同時並行でソフトを使っているときに若干もたついてました。特に僕の場合、Google ChromeやAdobe Acrobat Proや一太郎とか、それなりに重いソフトを同時並行で使うことが多かった。
でもNEWにした途端、重いソフト同時並行でもほとんどもたつきを感じない! きっとメモリの進化とパワーアップの恩恵も多分にあるんでしょうけど、ストレスがだいぶ軽減しました。
CPUベンチマークの比較!
「Cinebench Release 20」を使って、CPUのベンチマークを比較してみました。
ところでCinebenchってなんて読むんだ?
ちなみにこのソフトのことよく知らなかったので、マルチコアでの比較のみになります。
シングルコアでも測定できるのね……。
Intel Core i5-4690
1222ptsか。
最新のノートパソコンがこのくらいじゃないか?(よく知らんけど)
Intel Core i9-9900KF
4591pts!
さすがに高いな。Intel Core i5-4690の3.7倍くらいか。
ネットの情報だと、Intel Core i9-9900Kで4800pts出たって話もあるけど、まあ体感的にはそんなに変わらないと思います。ちなみに、Intel Core i9-9900KとIntel Core i9-9900KFは、内蔵グラフィックスがあるかないかだけが違くて、性能自体は一緒みたいですよ。
番外編。ほかに良かった点・注意すべき点は?
GIGABYTE Z390 AQRUS PROについて
今回の換装では、これのS/PDIF Outがダークホースでした。
これまでは、
ASUS STRIX RAID DLX → 光ケーブル → TEAC AI-503 → DALI OPTICON 1
って流れでオーディオシステム組んでたんですけど、GIGABYTE Z390 AQRUS PROにS/PDIF Outがあるから、サウンドボードのASUS STRIX RAID DLXが必要なくなるんですよね。
だから、
① ASUS STRIX RAID DLX → 光ケーブル → TEAC AI-503 → DALI OPTICON 1
② GIGABYTE Z390 AQRUS PRO → 光ケーブル → TEAC AI-503 → DALI OPTICON 1
ってな感じで、音質の比較をやってみたんです。
するとびっくり。
②のほうが明らかに音質がいい!
①の音質も、もちろん悪くはないんですけど、②と比べると薄い膜がかかっているような感じがします。あと、全体的に音がおとなしく感じる。
②は音の立ち上がりが素直かつパワフルで、全体的にアグレッシブ感や躍動感が増したように感じられました。臨場感が増したとも言えるのかな。
人によっては聴き疲れしてしまう音の傾向かもしれませんが……まあテンポの速いロックやアニソンをよく聴く僕としては、②のほうが好みです。
というわけで、2年くらい使ってきたASUS STRIX RAID DLXはお役目ご免となりました。
これだけで2万円くらいしたんだけどねw
癖が強くて扱いにくいサウンドボードだったけど、いままでご苦労さま!
DEEPCOOL GAMER STORM ASSASSIN IIIについて
巨大CPUクーラーのASSASSIN IIIくん。ほんと存在感がすげえ。
前回の記事にも書いたけど、PCケースの大きさやマザーボードの形状、GPUなどほかのパーツによっては干渉しちゃってうまく取り付けできないことがありそう。
購入検討している人はそれだけ注意! (まあ、よく考えられて作られているとは思うので、よほどのことがない限りは大丈夫だと思うんだけど)。
ただこのクーラー、大きいだけあってめっちゃ冷えます。
いろんなソフトを同時並行で立ち上げて作業してるけど、いまのところ8コアの温度はすべて30℃未満をキープ。ファンの音もかなり静か(個人的感想)なので、空冷クーラーでそれなりに冷えるやつ探しているのならかなりおすすめです。
まとめ
在宅ワークも進んでいることですし、旧型の自作パソコンを使っている人は、これを機に新しいシステムに換装してみてはいかがでしょうか。だいぶ環境が変わりますよ。
というわけで今日はここまで。
最後までお付き合いいただき、どうもありがとうございましたm(_ _)m