「iA Writer」Windows版をメインの小説執筆ソフトにしようと思った話。

結論から言うと、ダメでした。
これはもういろいろとひどい。
いまからその理由を解説していきます。

現在の執筆環境について

現状では「一太郎2018」をメインの執筆ソフトとして使っています。
僕は長年一太郎ユーザーでして、浮気したことはほとんどありません。たしか十代の頃から使ってたから、十年以上の使用歴があるはず。

テキストエディタは「秀丸」。これも使用歴は長い。
ホームページリニューアル以前は、一太郎で執筆した小説をテキストファイルに一度書き出して、HTMLの改行コードを挿入するのに使っていました。
もちろん秀丸はかなり優秀なソフトなので、それ以外にもメインのテキストエディタとして活躍しています。

けんたろー

じゃあなんで「iA Writer」使おうと思ったん?
いまのままでええやないかい。

そこが重要なんだけど、近い将来仕事でIPad使う可能性が高いのよ。
そうすると、もうIPadで小説執筆もホームページ更新も全部の仕事ができたほうがいいじゃないっすか。

けんたろー

なるほどな。
そうなるとWindows専用ソフトの一太郎と秀丸は使えなくなるか。

そういうこと。
だからWindowsでもIPadでも、それこそMacでもなんでもマルチに使えるテキストエディタが欲しかったわけです。

そもそも「iA Writer」って?

有料のテキストエディタ。
マークダウンにも対応した、シンプルだけど高性能なエディタ。
iPhoneやiPad版、Mac版なんかがある。むしろメインの市場はApple製品みたい。
Windows版はオマケ的な位置づけっぽい(個人の感想です)。

WordPressとも連携して投稿ができるみたいだから、「お、ちょうどいいじゃん」と思って導入してみたんです。
まあWordPressは現状、ブラウザからの投稿でいいかなと結論が出てます。「SWELL」が思いのほか高機能で扱いやすかったので。

けんたろー

じゃあなにがだめなのさ?

これを見てくださいな↓

画像の左側半分がエディタ部分。
右側半分はプレビュー。Web上ではこうやって表示されますよっていうのがリアルタイムで表示されるのさ。
秀丸にはない機能だから、「へぇー」って感心した部分だね。

おわかりいただけるだろうか。
赤枠で囲んだ部分、

空間に響きわたるピアノの旋律。それは地球の裏側にいても聴こえてきそうなほど、神聖で澄みきった調べだった。

って感じでひとつの段落なんだけど、改行された「澄みきった~」の前におかしなスペースがある。ほかの行も、同じ感じで変なスペースがあるでしょ。
ちなみに右のプレビュー画面では改行されてる場所は違うけど、どこもちゃんと表示されてる。

けんたろー

インデントの設定がおかしいのか?

そう思っていろいろ設定をいじってみたけど、どうにもならなかった。
まあ簡単に言うならバグですな。
App Storeで「iA Writer」のレビュー見ると、やっぱりWindows環境下では同じ現象に悩まされている人がいるみたい。

けんたろー

oh……

あとね、右のプレビュー画面、上の画像じゃわかりにくいかもしれないけど、

フォントがマジで汚い。

SansにしてもSerifにしても、なにこれ30年くらい前のパソコン画面? みたいな感じ。
こういう稚拙なところを見ると、無理やりWindows版をリリースした感じが拭えないんだよねぇ……。

結論。メインの執筆エディタとしては不合格。

もちろんこんな状態じゃ使えません。
というわけで「iA Writer」は、メインの執筆エディタとしては不合格となりました。

残念!

けんたろー

Apple製品で使うんだったら、このエディタは有能みたいだけどな!

まあWindowsでは秀丸をメインの執筆エディタにして、「iA Writer」をIPadで使えばいいのかもしれない……。
保存フォルダをDropboxかiCloud Driveにすれば、プレーンテキストだから簡単に共有できるし。

そうなったら、またあらためてレビューするかもしれません。

では今日はここまで。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!