今日紹介するアイテムは、REALFORCEの静電容量無接点方式キーボードだ。
国産キーボードの最高峰モデルだぞ!
2年以上前から使用しているのに、当たり前すぎてつい紹介するのを忘れていたぜw
最初に結論!
国産最高峰のプレミアムキーボード「REALFORCE」は、ブロガーや物書き、小説家や脚本家など、
1日5000文字以上(あるいは3時間以上)書く人には絶対におすすめできる! と断言しておきます。
僕がREALFORCEを購入する前に使用していたのは、ロジクール イルミネートキーボード K740というキーボードでした。
これはこれでめちゃくちゃスタイリッシュで使いやすいキーボードだったんですけど、唯一の欠点はキー荷重が55gもあること。
キー荷重については後述しますが、長時間使用していると指が疲れてくるんですよね。
個人的には、K740を3時間以上を使うと指が疲れてきたな。
特に小説を書いてるときは、当然ながらキーボードを延々と打ち続けているからしょうがないんだけど。
というわけで、以前から気になっていたREALFORCEを奮発して購入したわけです。
REALFORCEの中にもいろいろなモデルがあるので、どれを買うか1ヶ月以上悩んだ記憶があります。
そして、静音モデルである「R2SA-JP3-IV」に決めました。購入した当時の値段は27,000円。後述するリストレストも一緒に購入したので、合計30,000円の大出費でした。
けど、それだけのお金を出す意味はあります。
キータッチが軽くなめらかなので、少なくとも3時間以上使い続けてもまったく疲れません。
特にこの打鍵感は最高です。
東プレが「フェザーキータッチ」と称する打鍵感。
スコッと軽やかに沈み込む感じで、とてもなめらかだ!
MADE IN JAPAN恐るべし!
「REALFORCE」ってなーに?
信頼性・耐久性の高い製品を生み出す東プレ株式会社は、金融機関などで使われてる業務用キーボードで高いシェアを持っています。
そんな東プレが販売している、コンシューマー向けのコンピューター用キーボードブランドが「REALFORCE」です。
REALFORCEの公式サイトはこちら。
静電容量無接点方式とは?
静電容量無接点方式は機械接点が無いため、電極を互いに接触させる必要が無い。これにより、接点部の摩耗などによるチャタリングが起きない、動作音が小さい、耐久性が高いというメリットを持つ。
Wikipedia – REALFORCEの項目より
一般的な有接点のメンブレン方式のキーボードでは、キーの寿命が押下回数約1000万回なのに対し、Realforceは3000万回以上、Realforce R2では5000万回以上となっている。
一般的なキーボードはメンブレンと呼ばれる方式が多いな。
薄いノートパソコンはパンダグラフが多くて、K740もパンダグラフだ。
メンブレンもパンダクラフも安くて大量生産に向いている代わりに、静電容量無接点方式と比べて耐久性が低いと言われている。
R2SA-JP3-IV
僕が購入したモデルがこちら。
APC機能付き・キー荷重ALL30gの静音モデル「REALFORCE SA / R2SA-JP3-IV」。REALFORCEの中でも上位に位置するモデルです。(公式サイトの製品詳細ページはこちら)
テンキーのついたフルサイズキーボードで、色はアイボリー。
ちなみに、写真に写っているリストレスト(パームレスト)はこちら↓
メーカーは別ですが、フルサイズのキーボードに対応した日本製のものです。
静音モデル
標準モデルのキーボードと比べ、打鍵音が控えめになるよう設計されています。
もちろんまったくの無音ではないですが打鍵音は小さく、むしろ心地よい音がしてきます。
というわけで、このキーボードの打鍵音を楽しめる動画を撮影しました。
きみは3分間耐えられるかな!?
ちなみに静音じゃない標準モデルは、もうちょっと打鍵音が大きかったぞ。
キー荷重ALL30g
キーを押すときに必要となる荷重が、すべてのキーで30gと軽いです。
軽いぶん、長時間の使用でも疲れません。
K740がそうなように、標準的なキーボードは50~60gだったと思う。
ちなみに、REALFORCEのほかのモデルは、ALL45gや、30gと45gの部分がある変荷重モデルがあるな。
ブログも小説も書かない一般的なユーザーだったら、キー荷重なんか気にしなくていいと思います。というか、連続使用時間がそう長くないのなら疲れないので気にならないと思います。
が、やはりキーボードで文章を多く書く人は、キー荷重は超重要!
APC機能搭載
このモデルはAPC(アクチュエーションポイントチェンジャー)機能を搭載しています。
要するに、キーを押したときにどこで反応するかを調節する機能です。
各キースイッチのオン位置が1.5mm、2.2mm、3mmの3段階で調節できるため、キースイッチの反応速度を最適化できます。例えば、素早く入力したいキーは1.5mmに、不意の誤入力を防止したいキーは3mmに設定できます。
REALFORCE SA / R2SA-JP3-IV の製品ページより
悠城は2.2mmに設定してるな。
キースペーサー付属
2mmと3mm厚の一体型キースペーサー2種類とキートッププラーを付属し、APC機能設定に応じてキートップの下に一体型キースペーサーを設置することで、キーストロークの戻りが早くなり、より素早いキー入力を実現できます。
REALFORCE SA / R2SA-JP3-IV の製品ページより
これ、キーをいったん全部外さないと設置できないんだよな。
面倒だからさすがに使ってないぜw
昇華印刷
キーの文字は昇華印刷と呼ばれる方式が採用されています。
昇華印刷は樹脂にインクを高熱で染み込ませて印字します。インクがキーに直接染み込んでいるので薄くならず、耐熱性や耐摩耗性の高い素材(PBT樹脂)が使われているので、長期間の使い込んでも表面の文字がかすれて消えることがありません。
このキーボードをもう2年以上毎日のように使ってるけど、見てのとおりきれいなままだぜ!
エルゴノミクスなステップスカルプチャー
各列に段差のあるステップスカルプチャー構造により、指の動きにフィットしてキー入力がしやすく、長時間の操作も快適です。
REALFORCE SA / R2SA-JP3-IV の製品ページより
横から見てもわかるけど、キーの位置がデスク表面から見てだいぶ高いところにあるんだよな。
だから上で紹介したリストレストは絶対にあったほうが楽だぞ!
裏面
USBケーブル(長さ1.6m)の取り出し口を上・右・左と3方向から選べるので、いろんなデスクのレイアウトにも対応できます。
高さを調節するチルトスタンドも、しっかりとしたやつがちゃんとついています。
ソフトウェアで管理
公式サイトからダウンロードできる「REALFORCE ソフトウェア」で各種の設定ができます。
APC機能は、キーボード全体だけでなくキー個別でも設定できるようですよ。(面倒だから僕はやってないけどw)
R2SA-JP3-IVのデメリットは?
これまでメリットばかりを並べてきたけど、当然ながらデメリットもある。
- ① 値段が高い!
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2,000円くらいでも買えるキーボードがある中で、3万円近い初期投資には勇気が必要です。
- ② フルサイズなので、デスク上のスペースがある程度必要!
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このキーボードは横幅が45cmほどあります。
たぶんマウスを一緒に使う人も多いと思うので、デスク上の横幅スペースは最低でも65cmは必要かも。
テンキーが必要ないって人は、あとで紹介するテンキーレスモデルもあるのでそちらを選びましょう。 - ③ デザインがスタイリッシュではない!
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REALFORCEのキーボードは基本的に、どのモデルも昔からよくある「THE・キーボード」って感じの凡庸なデザインです。
スタイリッシュで近代的なデザインを求める人には向かないと思います。
昇華印刷のブラックモデルは?
同じスペックのブラックモデルもあります。
個人的には黒のほうがクールで格好いいと思うんですけど、昇華印刷のブラックモデルは初心者にはおすすめしません。
なぜなら、キーの文字がめちゃくちゃ見にくい! というか見えない!
詳しくは製品ページの写真を確認してください。
「薄ら見えるような……いや、見えない……え、見える? ……あ、見えた!」
って感じ。
昇華印刷の文字って黒しかできないみたいで、本体の色まで黒になると、重なり合ってほとんど見えなくなります。
明るい部屋なら光の加減でかろうじて見えるかもしれません。けど、薄暗い部屋だとほとんど見えないんじゃないかなぁ……。
ブラインドタッチが完璧にできる人ならこれでもいいですけど、そうじゃない大多数の人には向いてないと思います。
秋葉原のパソコンショップで、昇華印刷のブラックモデルの実機を触って確かめてみた。
悠城はブラインドタッチができないわけじゃないけど、完璧ではないのでこのブラックモデルはあきらめたんだよな。
要するに玄人向きだな。
どうしてもブラックモデルがいいという人は、文字がレーザーで印刷されている下記のモデルがいいと思います。
静音タイプでキー荷重ALL45gですが、文字は見やすいです。
まとめ。
REALFORCEが気に入れば、ほかの高級キーボードを買う必要はなくなると思います。
大きめのパソコンショップか家電量販店なら実機が置いてあることも多いので、ぜひ足を運んで触ってみましょう。
在宅ワークが増えだした昨今、キーボード選びは重要だよな。
今回の記事は、そんな人の手助けになるとおれも嬉しいぜ。
もっとも、ノートパソコンを使ってる人にはなんの関係もないけどな!w
というわけで、今回は愛用するキーボードの紹介でした。