今日のレシピは、海の幸香る「絶品パエリア」だ。
少し手間をかけるだけで本格の味が楽しめるぞ!
調理時間:約2時間(下準備約1時間・炊き上げ約50分)
材料(5~6人前)
具材
- 有頭えび 5尾
- 銀たら 3切
- いか(輪切り) 150g
- あさり 100g
- たまねぎ 1/2個
- パプリカ 1/2個
- にんにく 5g(1かけ)
あさりは殻付きのほうが見栄えはいいかもな。けど今回は作りやすさと食べやすさを優先したからむき身(冷凍)を使ってる。ムール貝でもいいと思うぞ。
有頭えびは重要なので、できるだけ用意しよう!
調味料
- サフラン 0.2g(1/2袋)
- ブイヨン 16g(1袋)
- 白ワイン 50cc
- 塩 小さじ1
- 水 400cc
その他
- 米 3合
- オリーブオイル 大さじ2くらい
ほかの料理だと米を洗って最低30分は水に浸しておくけど、今回はやらない。理由は後述!
下準備!
① サフランを水に浸す
水400ccにサフラン0.2gを入れて色と香りをつけます。
② 具材の下準備
たまねぎとにんにくはみじん切りに、パプリカは1cm角くらいの角切りにします。
にんにくはすり下ろしてもいいです。
えびは身の部分の殻を剥き、背わたを取り除きます。頭はそのまま!
銀たらは1口大に切ります。
調理開始!
① 具材を炒める
フライパンを熱し、オリーブオイルをひいてからにんにくを香りが立つまで軽く炒めます。
火力に注意! にんにくを焦がさないようにな!
中火と弱火のあいだくらいがちょうどいいかな。
いかとあさりを投入し、全体に火が通るまで軽く炒めます。
次に銀たらを入れ、たら全体が白っぽくなるまで炒めます。
銀たらは火が通ると身が崩れやすくなるから注意。
炒めるときは優しくな!
② 具材を煮込む
有頭えびを入れ、調味料(ブイヨン、白ワイン、塩、サフランを浸した水)を入れて、全体になじませるようにしながら軽くかきまわします。その後、蓋をして10分煮ます。
煮てる途中に灰汁が出てくると思うので、しっかりと取り除きましょう。
③ 最大のコツ!
えびの頭を写真のように潰し、ミソを絞り出します。これによって、濃厚なえびの風味と香りが煮汁に染み出す!
有頭えびを使う最大の理由がこれだ。
この手順をやるかやらないかで、だいぶ味が変わってくるぞ!
④ 炊飯のための下準備
具材と煮汁をいったん分けます。
炊飯器に米と煮汁を入れます。
↑水分量が規定よりも少ないように見えますが、具材にもある程度の水分が含まれているので、これくらいがちょうどいいのです。
ワンポイントアドバイス!
米は炊飯器に入れる直前にザルに入れて、流水で軽く表面を洗うだけにします。これを調理の最初のほうにやって放置しておくと、米が水分を吸って煮汁の旨味と風味を吸いにくくなってしまいます。
次にたまねぎとパプリカを入れます。
いか、あさり、銀たらを入れたら最後にえびの身と頭を上に並べます。
そしたらいよいよ炊飯開始!
できあがり!
海鮮の濃厚な香りとサフランの独特の香りが混ざって、食欲がそそられる!
米全体に、じっくりと炒めて煮出した海鮮の旨味と風味が、しっかりと染み込んでいるな。そこにたまねぎの甘みとパプリカの酸味が加わって、味に奥行きと深みを与えてるんだ。
これは美味しい!
ちなみに、えびの頭は充分に火が通ってるからそのまま食べられるぞ!
レモンがあれば、またひと味変わっていいかもです。
余談。
という突っ込みがあるかもしれません。
まあ、気持ちはわかりますよ。
できれば僕もフライパンでパエリアを上手に作りたかったんです。そっちのほうが写真映えしますし。
ただ、これまで2回ほどフライパンで作ってみたんですけど、火加減が難しくて……。
うまく炊けたかな、と思ったら米に芯が残っていたり。逆に芯を残さず炊き上げようとすると、今度は焦げすぎてしまったり。
結論を言うなら、フライパンでパエリアを上手に作るのは難易度が高すぎる。
鍋で米を炊くのは難しいよな。
ま、そんな悩みを解決するために炊飯器が生み出されただろうから、うちは文明の利器を使わせてもらうぜ☆