
15年以上親子丼を作り続けて、最近やっとたどり着いた「究極の親子丼」。
今日はそのレシピを公開するぜ!
調理時間:30分くらい
材料(1~2人前)
具材


- 鶏肉 1枚(200~250g)
- みつば 6~7本くらい
- たまご 2個



鶏肉の筋や余分な皮は取り除いておく。
たまごは1個ずつ溶くこと。まとめて溶いてもいいけど、分けたほうがわかりやすいぞ。
みつばは一口大の大きさに刻んでおこう。ちなみにみつばは多めがおすすめだ。
というか、みつばがないなら親子丼は作るな! と言っても過言ではない。(漫画『美味しんぼ』でも似たようなセリフがあった気がするぞ)
僕は入れませんが、お好みで長ねぎやたまねぎを入れてもいいです。
調味料


- みりん 大さじ1
- しょうゆ 小さじ1
- 砂糖(黒糖) 小さじ1
- 鶏ガラスープの素 小さじ1強
- お湯(水) 大さじ3



黒糖がなければふつうの砂糖で大丈夫。ただ、黒糖のほうがまろやかでコクのある甘みになるぞ。
これまで料理酒とか白だしとかほんだしとか入れていろいろ試してみたけど、今回の調味料の組み合わせがシンプルで最強だった!
ちなみに、3~4人前作る場合は上記調味料を2倍にすること。
その他
- 油(オリーブオイル) 適量
え、親子丼にローリエ?


ローリエ(月桂樹の葉)がある人は2枚ほど用意しましょう。



あとで詳しく説明するけど、鶏肉を焼くときに使うんだ。
親戚のおばさんから聞いたコツなんだけど、試してみたら完成度が上がったぞ!
もちろん「ローリエみたいな気の利いたものない!」「ローリエの風味は苦手」って場合は使わなくても大丈夫。
ちなみにうちは庭に月桂樹が生えているので、いつでもあるw
調理開始!
① 鶏肉を焼く


これが今回の最重要ポイント。
フライパンを熱し、油(オリーブオイル)をひいてからローリエを投入。その上で鶏肉を皮の部分から焼いていきます。
中火で3分ほど焼きましょう。このときフライ返しで鶏肉全体を押さえつけながら焼くと、焼け縮みが最小限に抑えられます。



油がかなりはねるから火傷に注意!


皮がこんがり焼けたら、鶏肉をひっくり返して蓋をし、2分ほど蒸し焼きます。
ローリエは焦げますが気にしません。



ローリエの爽やかな香りが漂ってくる。これだけでも美味しそうな色合いだな!


焼けたらフライパンから外し、キッチンペーパーで余分な油を拭いましょう。その後、少しだけ冷まします。
そのあいだにフライパンに残った油とローリエを捨て、キッチンペーパーで拭いておきましょう。フライパンはまたすぐ使います。


冷めたら鶏肉を一口大に切ります。



これから煮るので、多少生焼けでも大丈夫だ!
② 鶏肉を煮る


フライパンに調味料のすべてと切った鶏肉を入れ、中火で一煮立ちさせます。


煮立ったら鶏肉をひっくり返していきましょう。
③ みつばを散らし、たまごで閉じる


全体にみつばを散らします。


次に溶いたたまご1個ぶんを縁からまわすように注ぎ入れ、蓋をして2分ほど蒸し焼きにします。
火力は弱火で!



たまごは軽くかき混ぜるくらいでいいぞ。


2分経ったら2個目の溶きたまごを入れて蓋をし、弱火のまま1分ほど蒸し焼きにします。


黄身が半熟になり、白身が白っぽくなってきたら完成!



煮すぎると鶏肉が硬くなるから注意すること!
できあがり!





鶏肉に染みこんだローリエの風味が、全体の味に深みと奥行きを与えているな。
そしてあらかじめこんがり焼いたことで、煮込む時間が短くてすむ。だから鶏肉がやわらかいんだ。皮がぱりぱりに焼けて、香ばしくなってるのもポイントが高いよな。
調味料は種類を減らして最低限に抑えられているから、主張が強くない。そのおかげで、みつばの風味やたまごの素朴な味わいが引き立っているんだ!
これはうまい!
お好みで七味や山椒をかけても美味しいですよ。